はじめに 
 登校拒否、いじめ、自殺、家庭内暴力、少女売春...。相変らずこのような活字が誌面を賑わしていますね。昔も今も変わりませんね。他人事のように思っていたこれらの事が、もしあなたのお子さんであったらどうしましょう。

 あなたのお子さんが非行に走ったら、あるいはいじめを受けたら...、仕事どころではないでしょう。楽しいはずの家庭はメチャクチャです。そうならないように、また「そんな馬鹿な、うちの子にかぎって...」と言わないでいいように、お二人で真剣に考えてみてはいかがですか。10年後あるいは20年後に後悔しなくていいように。

 子育ては、育児書みたいにこれが正しい、これは間違っているというものではないと思います。それぞれの考え方や生活環境も違う訳ですから、ふたりが試行錯誤しながらやっていくことがいちばん大事だと思います。それにはまず夫婦仲が良いことです。

 結婚4年目にして、4人の子持ちとなった私たちもご多分にもれず共働きでした。4人の子たちが非行に走らぬようにするにはどうすればいいか、いじめを受けぬようにするにはどう育てたらいいか。機会あるごとにふたりで話し合ってきました。

 そこで私たちは「子どもの非行防止には親子のコミュニケーションがいちばん」と考え、学生時代に親しんだブルーグラスという音楽を親子でプレイし、楽しみながら、いろんなことを子たちに教えてきました。わが家では音楽でしたけど、サイクリングや山登り、釣りなど親子で楽しめるのなら何でもいいと思います。

 今から子育てをされる若い人たちの参考になるようにと、書いてみましたが、私たちの家庭では「これは正解だった、これは失敗だった」と言えることでもあなたの家庭では逆の場合だってありえると思います。まぁ〜肩の力を抜いて、 奥さん(またはご主人)と相談しながら子育てを楽しんで下さい。そうすれば立派に育ったわが子の晴れ姿が20年後には見れます。

 


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