その25


 みなさん、こんにちは!。長女の美雅です。
 私は昨年の5月にナッシュビルテックを卒業して、サイン・サービス・グループという会社に就職しました。 グラフィック・アーティストとして仕事をしています。

 AmocoとBPのガソリン・スタンドがまもなく合併するのですが、その新しいプロジェクトを私が勤める サイン・サービス・グループが請け負っています。ケンタッキー、イリノイ、テネシー、インディアナ州等の店舗・MIDサイン(値段がついてる看板)、屋根のサイン・ボード、ガス・パンプなど、いろんな角度から撮ってきた写真を、PhotoshopとIllustratorで修正し新しく作り替えるのが私の今の仕事です。

 ところがその会社に思わぬ人物がいたのです。今回はそれを書いてみたいと思います。

1)ショーンとビクター・クラウス
  サイン・サービス・グループで働いているプロジェクト・エンジニアのショーン・スミス(33才)は驚いた 事にアリソン・クラウスと友達です。彼はアリソン・クラウスのお兄さんのビクターと大の仲良し。日ごろよく電話で話しています。(ショーンのオフィスと私のオフィスは隣なので、何でも聞こえます。(笑))

 やけに声が太くて大きいな・・・と思っていたら、ショーン自身もロック・バンドでボーカルを担当しているのです。そしてある日、彼のオフィスから心地よい音が聞こえてきたので見に行くと、6弦ベースを弾いてました。「このベースをビクターから買おうと思っているんだ」と言っていました。

2)トップ・シークレット?
 入社間もない頃は、ショーンとオフィスが正反対の方向にあったので顔を会わせる機会がなかったのですが、 同じグラフィック課の15年のキャリアをもつおばさんが突然、首になってから私はその人のオフィスで働く事 になり、ショーンとも話す機会が増えました。

 「美雅はブルーグラスしてるんだって?僕はアリソン・クラウスとは友達なんだよ」と話し掛けてきました。 「オゥーすごい」と思っていると、「ブーツ事件、知ってる?」 この一言にはブッタマゲました。これはアリソン・ブラウンから10年前に聞いた“トップ・シークレット”だったのです。逆に私がそれを知っていた事に彼も驚いていました。

3)アリソン・クラウス
 アリソン・クラウスが取った最近のグラミー賞のことを話すと、ショーンは「グラミー受賞の件でアリソンに “おめでとう”の電話をしたら、普段は留守電にしているのに、本人が受話器をとったから驚いたよ」なんて言ってました。

 前はフランクリン市(ナッシュビルから車で約1時間)に住んでいたけれど、最近はナッシュビルのデイビッ ト・リプスコンブ大学(キリスト教)の近くに家を買って、中ではスタジオを設けて録音などしているみたいです。電話で話した際には、ニッケル・クリークの新しいCDをプロデュースするのに忙しいと語っていたみたいです。カントリー界では、ベテランのリバ・マッケンタイヤーのCDのプロデューサーを努めるなど、引っ張りだこなんだそうです。

 「えー、それじゃアリソン・クラウスの家に行った事あるの?」と聞くと、「もちろんさ。グラミーのトロフィーがそこらへんに転がっているんだから」と笑ってました。いままでに合計12個のグラミーを受賞しているそうです。




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