皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?先日、ファーマーズ・マーケットでハロウィン用のパンプキンやスクワッシュがたくさん店頭に並べられているのを見かけました。中には持ちきれない程大きなパンプキンや変わった形をしたスクワッシュもありました!

先週、私達の1枚目のCDジャケットを撮って頂いた長野の中川さん、そして何年か前にIBMAでお会いしたことのある大阪の瀬藤さんがご旅行でナッシュビルに来られていました。ナッシュビルではカントリーホール・オブ・フェイムで行われたアール・スクラッグスのコンサート等を楽しまれたそうです。 そして今週はケンタッキー州のルイビルでIBMAが行われます。私が働いている「一番」でも、日本からIBMA参加の為に来られている方々をお見かけしました。来年からはナッシュビルでIBMAが行われるそうです。ちなみにこの間発見したのですが、IBMAのウエブサイトに姉の美雅の写真が使われていました!こちら

今回のナッシュビルレポートは前回お知らせしたベラフレックのコンサート、そしてピーターローワン&トニーライスのコンサートの模様をお送りします。

 『Bela Fleck and The Fleck Tones, Yonder Mountain String Band, Keller Williams』

8月下旬、ナッシュビルのダウンタウンにあるリバーフロントでBela Fleck and The Fleck Tones, Yonder Mountain String Band, Keller Williams の野外コンサートがありました。このコンサートは毎週土曜日に行われている「Dancinユ in the district」のイベントです。毎週様々な音楽のコンサートが催されていますが、この日はかなりの観客数だったと思います。観客のほとんどが若者で(特にヒッピー系!)ベラ・フレックもステージから観客席を見ながら「今回のツアーで一番の観客数だ」と驚いていましたから・・・。このイベントの名の通り、多くの若者達はコンサート中はとにかく踊りまくっていて(中にはまるで気が狂ったかの様に踊っていた若者もいました(笑))とても楽しい雰囲気の野外コンサートでした。

まず最初はKeller Williamsのステージから始まりました。メインはギターですが、彼はマルチプレイヤーでドラムや様々なパーカッションを演奏できるようです。サウンドもとても良く、若者に人気のあるミュージシャンといった感じでした。彼はあの有名な「The String Cheese Incident」と交流があるようで、以前彼らとレコーディングしたのがきっかけで有名になったようです。彼の事をもっと詳しく知りたい方は彼のウェブサイトをチェックしてみて下さい!www.kellerwilliams.com

続いては「Yonder Mountain String Band」。彼らは全くのブルーグラスバンドなのですが、なぜか今こちらでは(特に若者に)人気があるようです。私も以前から彼らの名前をよく耳にしていたので今回すごく楽しみにしていました。「Left Over Salmon」のようなジャムバンドといった感じでしたが、サウンド的には彼らよりもっとブルーグラスっぽく、それをちょっと面白くアレンジしたといった感じでした。このコンサート後、彼らのCDを購入しましたがかなりの期待ハズレでガッカリしてしまいました・・・。やっぱりライブと録音では全く違うなと実感しました。

ラストは「Bela Fleck and The Fleck Tones」。ここでとても面白かったのは、ずっと演奏を続けながら「Yonder Mountain String Band」のメンバーが一人ずつ抜けていってFleck Tonesのメンバーが一人ずつ入ってくるという形でした。マイクのセッティングもそれと同時進行で変えていく場面がとてもプロフェッショナルで凄かったです。いつもながら彼らの演奏には迫力があり聴き入ってしまいました。とにかく観客はとても盛り上がって踊りまくっていましたので、ベースのビクターもそれに応えてあのベース回しをやってくれました!

『Peter Rowan and Tony Rice Quintet』

彼らがナッシュビルへ来ることを知ったのは1ヶ月くらい前のタウン情報誌「ナッシュビル・シーン」でした。その頃からとてもこの日が来るのを楽しみにしていました!ピーターはよくナッシュビルで演奏していますが(最近はレゲエバンドで・・・)トニー・ライスの演奏はライブで見るのが初めてだったので、これは見逃せない!と思いすぐにチケットを購入しました。会場の観客席には、前回お知らせしたケイシー・ドゥリィスンやブライアン・サットン、そしてリチャード・ベイリーらしき人もいました。(こちらにいると、有名なミュージシャンでもアメリカ人は皆同じように見えるので、誰かわからない時もあります)その他に私が働いているレストラン「一番」の常連客でグルーンギターに勤めているクリスティーンもいましたし、2年程前に一緒に演奏したことがあるベルモント学生のマサユキさんの姿も見えました。それに加えて、私と一緒に同行していた友人の知り合いも偶然いて、とにかくSmall Worldといった感じでした。

メンバー構成はピーター&トニーの他にマンドリン弾きのビリー・ブライトそしてその奥さんのブリンがベースを弾いていました。この人がまたビックリするほどベースが上手く、ピーター&トニーには全く負けてない演奏ぶりでした。ステージではピーター&トニーが最近ラウンダーレコードから出したCDの中から何曲か演奏していて、(タイトルは忘れましたが)ピーターお馴染みの曲「In the Moon light…in the Midnight~」等をやっていました。ほとんどのMCはピーターでしたが、1回だけトニーがしゃべる所がありました。ですが、彼はかなり声がやられていて(タバコの吸いすぎ?かお酒の飲みすぎかは忘れましたが・・・)とても聞き取りにくかったです。演奏終了後、1回目のアンコールで2曲ほどやってくれましたが、それでもまたアンコールがあり1曲またやってくれました。そして帰ろうとしたのですが、まだ観客は物足りなかったようでアンコールの連続でした(笑)!さすがにこれには応えてなかったようです・・・。こちらでのコンサートでこれだけアンコールがあったのを見たのは初めてでした。

 今回のレポートは以上です。いかがでしたか?ところで、私は4年間の留学生活を終え、11月中旬に日本へ帰国することになりました。残りの1ヶ月間こちらでの生活を思う存分楽しむつもりです!

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